健康保険組合連合会は25日、2024年度の決算見込みを発表した。
加入する1,378組合の平均保険料率は月収の9.31%と、前年度から0.04ポイント上昇して過去最高を記録した。
1人当たりの年間保険料も54万146円で最高額に達した。
賃上げによる保険料収入の増加などで全体で145億円の黒字となったが、600組合は赤字で、うち334組合は保険料率10%超の「解散水準」だった。
後期高齢者医療制度への拠出金増加や高額な薬剤の使用が支出を押し上げている。
保険料収入の伸び率を上回っており、2025年度の保険料率は平均9.34%と負担増が続く見通し。